弦・管・打楽器

コントラバスの取扱説明書|本体や弓の取り扱い方法について

コントラバスの取扱方法イメージ画像

楽器が大型で一見丈夫そうに見えるので、初心者はついぞんざいに扱いがちなコントラバス。

しかし、コントラバスも、取扱い方法1つで良い音色を奏で、長持ちするものです。

今回はコントラバス本体や弓の取扱の注意点についてまとめてみました。

コントラバスの基本の置き方!楽器も弓もていねいに

コントラバス本体はエンドピンを引っ込めて弦のG線を下に寝かせて置き、可能であれば駒を壁に向けて壁際ギリギリに置くというのが望ましい置き方です。理由を説明します。

エンドピンを引っ込ませる理由は初心者の方でもなんとなくはお分かりだと思います。

エンドピンは先端がかなり鋭利にできており、ぶつかったときに危険だからです。

足は意外と無防備なので、注意してください。

コントラバスの弦のG線を下に寝かせる理由は、コントラバスの仕組みにあります。

コントラバスのボディの中には魂柱という木の柱が、弦のG線側の駒足の下2cmくらいの場所に立っています。

弦を弾くとこの魂柱を振動が伝わって裏板も振動することで音が鳴るという重要な役目を果たしているのですが、この魂柱は弦の張力で表板と裏板に挟まれて立っているだけなのです。

G線側を下にすると、表板と裏板の距離が狭い方が下に来て魂柱がずれたり倒れたりしないことからコントラバスは弦のG線を下にして置くのが正しいのです

また駒を壁に向けて壁際ギリギリに置く理由は、駒周辺は衝撃に弱いので守るためです。

駒ズレもそうですが、衝撃から楽器の傷みが発生することが多いです。十分に気を付けましょう。

では弓はどのように置くのが正しいのでしょうか?

よくF字孔や駒足の間に挟んで置いているのを見かけますが、これは二つともまちがいです。

前者は弓が折れる可能性があり、後者は駒に衝撃が加わってずれる可能性があるからです。

正しい弓の置き方を2種類お伝えします。

1つめは、E線と指板の間に弓元を上にして挟みます

このまま楽器ごと運べるのがメリットです。

2つめは、弓元を下にして駒に引っ掛け、弓先はボディとネックの接合部に載せます

この置き方の場合、楽器を再度持つときに床に弓を落としやすいので注意しましょう。

コントラバスの保管方法は?環境にも気を使おう

コントラバスは木でできた楽器です。木という素材は湿気や乾燥に弱い=コントラバスも湿気や乾燥に弱い、ということになります。

保管する上で注意した方がよい事項が5つあります。

1つめは、高温多湿を避けるということです

温度は人間が適温と感じる温度に管理します。

またコントラバスに適した湿度はおおむね45%~60%と言われます。

この値を上回ったり下回ったりしたら、加湿器や除湿器で調整をしてください。

2つめは、直射日光に当てないということです

木が乾いてしまいますし、表面が日焼けしてしまいます。

3つめは、楽器を濡らさないということです

もし濡らしてしまった場合は速やかに拭くようにしてください。

4つめは、ぶつけたり落としたりしない、ということです

前項でも記載しましたが楽器はとにかく衝撃に弱いのです。

楽器ケースの紐や金具も時間のある時に点検し、落下のリスクを減らしましょう。

5つめは、弓は弓ケースに入れて保管するということです

コントラバスの楽器本体に気を取られてついぞんざいに扱いがちですが、折れてしまっては元も子もありません。

ていねいに保管することを心がけましょう。

長期保管においてもこの5つは変わりませんが、加えて2つのことに気をつけましょう。

1つめは、年単位で保管する場合は弦を少し緩めておくということです。半音~1音程度下げ、魂柱が落ちるのを防ぎます。

2つめは、年に数回は楽器をケースから出し、チェックすることです。傷みがないかよく観察しましょう。

コントラバスは見た目と違い、意外に繊細な楽器です。初心者の方は特に取扱に気をつけて、大切な楽器を長く愛用していってください。

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DoReMi
音楽系教育機関で音楽家の学習や演奏活動を支援しながら、ピアノやソルフェージュなど自身の音楽活動を継続しています。音楽学習者がつまずきやすい音楽の概念を読んで理解できるサイトを創りたいという思いから、「DoReMiOnline」を立ち上げました♪