弦・管・打楽器

ホルン初心者の音程の合わせ方|音程を合わせる4つのポイント

ホルンの音程の合わせ方

ホルン初心者の方なら、演奏中は音程どころか音を外さずに吹くことだけでも精一杯かもしれません。

音程のことなど構っている余裕が無いかもしれませんが、やはり音程の合った演奏は吹いていても聴いていても気持ちが良いものです。

初めはむずかしいかもしれませんが、音程にも気を配って演奏できるように、今回はおすすめの方法をご紹介したいと思います。

視覚ではなく聴覚を使う

時々、中学生等がチューナーの針とにらめっこしながらチューニングをしている光景を目にしますが、あまり良い方法とは言えません。

なぜなら、管楽器のように息のスピードや唇のほんのわずかな動きの違いで音程が変わってしまう楽器は、視覚に頼ったその場しのぎのチューニングをしても意味が無いからです。

チューニングをする時は、ぜひ聴覚を使って音程を合わせて下さい。

チューナーのほとんどは、切り替えで音が鳴るようにできますので、その音を聴きながら音程を合わせるようにすると良いでしょう。

合奏中もチューナーの針を見ながら吹いている人がいますが、あまり意味がありません。合奏中はチューナーを見るのではなく、周りの音を聴いて演奏するようにしましょう。

音程が外れている感覚を知る

初心者の場合、チューナーの音を聴いてチューニングをしても音程が合っているのか分からない人もいるでしょう。

そんな時はどうすれば良いのでしょうか?

音程を合わせるのに最も必要な事は、「音程が外れている事が分かる」ことです。

まずは音程の合っていない音を聴いて「気持ち悪い感じ」を体験してみましょう。

まずは音の鳴るチューナーを2つ用意します。

そして1つのチューナーで440HzのB♭を、もう1つのチューナーで443HzのB♭を鳴らしてみましょう。

いかがですか?音がうねって気持ち悪い感じが分かりますか?

次に、両方音を鳴らしたまま443Hzの方だけ操作して、442、441、440と少しずつもう一方のチューナーのHzに合わせていきます。

だんだんうねりが少なくなって、同じ周波数になった時にピッタリと音程が合って気持ち悪さが無くなるのがわかると思います。

今度は、目を閉じて同じことをしてみます。

Hzを確認しなくても、音程が合った瞬間が分かれば成功です。音のうねりが聴き取れるようになれば、自分の音程が外れているかが分かるようになるので、「音程を合わせる」という次の作業に取りかかることができるのです。

基準の音をよく聴く

音程を合わせようとする場合、自分の音以上に基準の音をよく聴くことが大切です。

チューナーでチューニングをするならチューナーの音、クラリネットでチューニングするならクラリネットの音、合奏中なら周りの音をよく聴いて下さい。

うねりの幅が細かければ高く、ゆっくりであれば低く音程が外れていることになります。

どちらに外れているかわからなければ、まずアパチュアを閉じて今より音程を高く吹いてみましょう。

うねりが改善されれば自分は音程が低いということですので、チューニング管を入れて、もう一度トライします。

もしうねりがより細かくひどくなっていれば自分の音程が高いということなので、チューニング管を抜きます。

これを何度か繰り返して音程を合わせていきます。

金管楽器は暑い所では高く、寒いところでは低くなる傾向があるので、季節や環境に合わせて始めからチューニング管を調整しておくと音程も合わせやすくなるでしょう。

また、ダブルホルンの場合、F管よりB♭管の方が音程が高くなりやすいという特徴があります。

楽器によってはDのように運指が1.2番を使う音は特にB♭管が高めになる傾向があるので、自分の楽器の特徴をよく知っておくと対応しやすくなります。

まずは左隣の人の音に合わせる

演奏中、色んな楽器の音が聴こえると何を基準に音程を合わせれば良いか迷ってしまいますね。

そんな時は、とりあえず左隣の人と音程を合わせるようにしてみましょう。

ホルンの場合、左から順に1st、2nd…と並ぶのが通常です。

幸いなことに、ホルンはベルが右側にあるので、左隣の人の音が直接聴こえてきます。

初心者の場合、まずはこの左隣の人を頼りに音程を取ると良いでしょう。

ホルンはむずかしい楽器なので、音程を合わせる事も簡単ではありませんが、ホルンはユニゾンのsoliも多いので、まずはパート内で音程を合わせられるようにすることから始めてみましょう。

音程が合った瞬間はとても気持ちが良いものですよ!