弦・管・打楽器

コントラバスの駒について|位置や値段、お手入れなど

コントラバスの駒イメージ画像

コントラバスのパーツの中では普段弓や弦ほどは触れたり手入れをしたりということがないので、初心者の方にとってはなじみの薄いコントラバスの「駒」。

コントラバスの音を美しく響かせるためには意外と知っておいた方がいい駒についての知識をまとめてみました。(価格は全て目安です。参考価格として捉えてください)

コントラバスの駒の基礎知識

コントラバスの駒にかかる圧力は100キロを軽く超えると言われています。

駒は、その大きな圧力に耐えながら、弦の振動を表板へと伝える役割を担っています。

拾った振動をいかにきれいに、妨げずに伝えられるかという重要な役割なのです。

そんなコントラバスの駒の素材はメイプル(楓の仲間)です。

駒の形は二種類あり、それぞれベルギースタイル、フレンチスタイルと呼ばれています。

形に違いがあり、ベルギースタイルの駒は駒足が長く、華奢な形をしていて厚さはフレンチ
スタイルの駒と比較して薄目です。

一方で、フレンチスタイルの駒は駒足が短く、肩幅が広くてがっしりとしています。厚さもベルギースタイルの駒と比較して厚めです。

自分のコントラバスに合っているかどうかや、出したい音色によっても必要な駒は変わります。

初心者の方はどちらが良いかひとまずコントラバス専門の楽器店の方に相談してみるのが
おすすめです。

またコントラバスの駒について初心者の方が普段から覚えておいてほしい点は、駒は魂柱と同じく弦の圧力だけで挟まっているということです。

つまり衝撃を加えると簡単に駒の位置はずれてしまいますし、下手をすると外れてしまうということです。

くれぐれも駒周辺はコントラバスのウィークポイントとして、大切に守るようにしましょう。

コントラバスの駒の正しい位置|セルフチェック方法

コントラバスの駒の正しい位置、角度の目安を知っておきましょう。

高音側のf字孔の内側の横線から中心線に対し、直角にのばした線上が駒足の中心になります。

また駒の角度は、テールピース側の面が表板と直角になるように立てます。

この位置から駒がずれてしまうことを「駒ズレ」と呼びます。

駒ズレを発見するまではコントラバス初心者の方でもできますが、位置の調整は楽器の仕組みを理解せずに行うと、楽器の調整自体が狂ってしまいます。(魂柱に影響を与える場合もあります)

また駒はチューニングや弦の張替えでどうしても指板寄りに引っ張られるため、その方向に反ってしまうことがあります。これを「駒反り」と呼びます。

駒ズレと駒反りは比較的発見しやすいのですが、コントラバス初心者の方にはなかなか見つけにくいのが駒足と表板の間にわずかな隙間ができることを「駒足が浮く」と言います。

これをチェックするには駒足と表板の間にコピー用紙を挟んでみるのが有効です。

「駒ズレ」「駒反り」「駒足が浮く」いずれを発見したときも初心者の方は自分でどうにかしようとせず、必ずコントラバスの専門店の方に相談するようにしましょう。

コントラバスの駒にかかる費用やお手入れ方法は?

コントラバスの駒本体の値段は6000円~25000円ほどです。

しかし、コントラバス初心者の方は駒交換を楽器店に依頼する場合が多いので、気を付けなければならないのは駒の交換費用に駒代が入っているのか別料金なのかということです。

HPに記載がある場合もありますが、ない場合は必ず確認するようにしましょう。

駒調整は3000円~8000円ほどです。駒の状態によっても異なるので、お店の方に現状をていねいに伝えるようにするのが望ましいです。

また駒を長持ちさせるためにも普段のお手入れが重要です。

毎日駒上の松脂を拭き取るのは習慣として行っていると思いますが、コントラバスの松脂は粘度が高いので、どうしても駒に残りやすいのです。

その松脂にほこりがついて少し積もってくる数か月に1度はスペシャルケアを行いましょう。

用意するものは綿棒です。これで普段タオルやウエスでは拭き取りにくい駒の真ん中と左右の穴の部分を掃除するのです。

細かい作業ですが、心がけて行うとコントラバスの音の響きが変わってきます。

また楽器の調整に出す時、楽器店の方に一言取り切れなかった松脂を取っていただくようにお願いするのも良い方法です。

きれいな楽器で気持ちよく演奏できるように心がけましょう。

コントラバスの駒が音の響きを作る上で重要な役割を果たしているのがお分かりいただけたでしょうか。

コントラバス初心者の方はぜひ駒にも心配りをして、自分の気持ちの良い音を作り上げていってください。

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DoReMi
音楽系教育機関で音楽家の学習や演奏活動を支援しながら、ピアノやソルフェージュなど自身の音楽活動を継続しています。音楽学習者がつまずきやすい音楽の概念を読んで理解できるサイトを創りたいという思いから、「DoReMiOnline」を立ち上げました♪