ソルフェージュ

ソルフェージュとは?音感や読譜力がアップする魔法のトレーニング

ソルフェージュのイメージ画像

ソルフェ―ジュ=音感や読譜のトレーニングのやり方や効果が100%わかる!体験談つきソルフェージュ完全ガイドです!

音楽をするならソルフェージュが大切!と言われますが、ソルフェージュと一言で言われてもイメージが湧きづらいものです。

「ソルフェージュって何なの?」「どんな効果があるの?」と、私もソルフェージュを始める前は疑問に思っていました。

そこで今回は、ソルフェージュの具体的なイメージをつかんでいただくために、体験談を交えながらソルフェージュの具体的な内容や効果、学習方法などの20の論点について要点をまとめました!!

以下の目次は、タップすればそれぞれの章にジャンプすることができます。知りたいところ・気になるところから読み進めていってください。

ソルフェージュ体験談|1年以上続けてみて思うこと

――ソルフェージュの学習を継続してみて思うことは何でしょうか?

音楽を学ぶ人は、実技だけでなくソルフェージュも並行して学習した方が良いと私は思います!

その理由を、私のソルフェージュ体験談と共にお話ししたいと思います。

ソルフェージュの画像

私がピアノを始めて、1年半が経ちました。

大人になってから音楽を始めた私でも、音楽の理論や法則が感覚としてぐんぐん身についていっているのを感じています。

その理由は、ピアノのレッスンだけでなく、音楽の基礎トレーニングである「ソルフェージュ」のレッスンを受けているからです。

私が音楽教室に入会する時に申し込もうと考えていたのは、「ピアノ」だけでした。その時は、「ソルフェージュ」という言葉は聞いたこともありませんでした。

ただ、音楽教室のラインナップを見ていると、「ピアノコース」「声楽コース」などと並んで、「ソルフェージュコース」がありました。

気になったのでソルフェージュの内容についてちょっと聞いてみると、楽譜を読んだり歌ったりするものである、と。

…やはりよくわかりません。よくわからないのですが、なぜかソルフェージュが気になって仕方がありませんでした。

ソルフェージュとはどういうものなのか知っておきたい。そして、ピアノの向上に必要ならやってみたい。

そんな思いから、気づいたらソルフェージュの体験レッスンに申し込んでしまっていました。

体験レッスンでは、楽譜の基本的な書き方を学んだあと、簡単な聴音(音を聴き取ってノートに書く)をやってみました。

音楽の演奏技術を学ぶと言うよりは、音楽の理論を体で覚えると言うような印象を受けました。

聴音の画像

やってみて感じたのは、楽典の本などを読んでなんとなく「知っている」ことでも、いざ音楽に向き合ってみると全然「使いこなせる」状態ではないということでした。

そして、実際に知識を頭の中から引き出して使ってみることによって、やっと実践で使える知識へと変換することができる、ということがわかりました。

…そうなんです。ソルフェージュとは、音楽の世界の概念・法則・理論などを感覚で覚えるトレーニングのことだったのです

音楽の「知っている」を「できる」にするためのトレーニングと言い換えてもいいかもしれません。

ソルフェージュの魅力に憑りつかれた私は、ソルフェージュのレッスンに迷わず申し込みをしました。

そして、1年以上ソルフェージュを継続していますが、たとえば以下のような効果を実感しています。

  • 五線上の音の高さを読む速さの向上
  • 調性や音階への感覚的理解の深化
  • 拍子やリズムなどの感覚の発達
  • ドレミ~を聴き分ける力の向上
  • 発声時の音程の正確性アップ
  • 歌心のある演奏の習得

ソルフェージュを継続した今だから言えることだから言えることですが、ソルフェージュを申し込んで本当に良かったと思っています。

私のような趣味の延長で音楽をする人だけでなく、本格的に音楽をする人にもソルフェージュによって身につく能力は必ず必要になります。

その証拠に、音楽を本気で志す人が集まる音大でも、「ソルフェージュ」は必修科目としてカリキュラムに組み込まれています。

ソルフェージュをすることで、演奏技術にとどまらない、音楽の基礎的な感覚を磨くことができます。

いわば、ソルフェージュとは、時に難解な概念を携えた「音楽」とより親密になるために必要な時間なのです

これが、「音楽をするならソルフェージュをした方がいいか?」という問いに迷いなく”Yes”と答える理由です。

実技だけでなくソルフェージュもやろうか迷っている方は、ぜひソルフェージュも一緒にやることを心からおすすめします。

ソルフェージュのトレーニングを重ねることで、音楽の世界の深淵に飛び込んでいっても揺らぐことのない、確かな土台を自分の中に築いていってください!!

 

体験談に続いて、ソルフェージュの意味・目的・やり方・効果など、ソルフェージュの内容を具体的にご紹介します!

ソルフェージュとは|意味は?

――ソルフェージュとは、具体的にどのような意味なのでしょうか?

ソルフェージュの意味をひと言で表すと、音を聴き取ったり、楽譜を見てドレミで歌ったりすることによって、音楽感覚、音楽理論への理解、聴音能力、読譜・視唱能力 など、音楽の総合的な基礎能力を養うトレーニングのことです。

音楽は、演奏の技術だけを高めれば、良い演奏ができるというわけではありません。

それ以外にも、楽器にせよ歌にせよ、どんな音楽でも必要とされる基礎的な音楽能力を伸ばす必要があります。

そして、ソルフェージュとは、全ての音楽に共通して必要とされる基礎能力を総合的に高めるのためのトレーニングのことを指しているのです。

ソルフェージュの目的・意義

――ソルフェージュは何のためにやるのでしょうか?

ソルフェージュの目的は、「音楽の総合的な基礎能力を伸ばすこと」にあります。

ソルフェージュをやらずにピアノやヴァイオリンなどの演奏の技術だけを練習することは、スポーツで言うところの筋トレやランニングをせずに技術練習ばかりすることと同じです。

ソルフェージュをしたからといってピアノやバイオリンなどがすぐに演奏の技術が上がるわけではありません。

しかしながら、ソルフェージュのトレーニングを積み重ねているかどうかで、音楽的能力の伸びやパフォーマンスに後々大きな差がついてきます。

技術的な練習をすることはもちろん良いことではあるのですが、それだけではなく、ソルフェージュも並行してやることによって、演奏技術だけでなく音楽基礎力も同時に伸ばしていくようにしましょう。

ソルフェージュのやり方

――ソルフェージュとは、具体的にどんなことをするのでしょうか?

ソルフェージュには、聴音・視唱・楽典の実践・リズム打ち・初見奏・楽曲分析など、実に幅広い内容のトレーニングがあります。

その中でも、「聴音」「視唱」と、それに伴う「楽典の実践」が、ソルフェージュの根幹を成すトレーニングです。

聴音ソルフェージュ

聴音とは、演奏を聴いて五線上に音符などの記号を書き加えて、曲を楽譜にするトレーニングです。

聴音のイメージ

聴音ソルフェージュでは、五線紙と呼ばれる、五本の線がたくさん書かれた紙の上に、音部記号(ト音記号・ヘ音記号など)や拍子記号(例:3/4拍子など)、音符などを演奏を聴きながら記入していき、楽譜を完成させていきます。

以下は、過去に私が聴音ソルフェージュで書き上げた楽譜の見本です。

聴音ソルフェージュの見本画像

聴音ソルフェージュでは、音を楽譜へと頭の中で変化する過程で、実際の音と楽譜上の記号とを結びつけて考えることができるようになります。

視唱ソルフェージュ

視唱とは、楽譜を見ながら書かれた音符を実際に声に出してドレミで歌うことです。

視唱の画像

視唱ソルフェージュには、大きく分けて ①「聴音で書いた楽譜を見て歌う」、②「初見の曲を歌う」(=新曲視唱) の2つのスタイルがあります。

①の「聴音で書いた楽譜を見て歌う」は、文字通り、上で紹介した「聴音」で聴き取ってつくりあげた楽譜を見ながらドレミで歌います。

続いて、②の「初見の曲を歌う」は、その場で見たことのない楽譜を渡されて、それを見ながら初見で歌います。

楽典の実践

ソルフェージュでは、実際の曲に触れながら音楽理論(楽典)についても学びます。

五線譜の画像

正確には、聴音や視唱をしながら楽典の関連する部分を確認していく、という作業をします。

音を聴き取ったり楽譜を読んだりするだけでなく、各部分が音楽理論とどう関連しているのかを確認することで、単なる知識から実用的な技能へと高めることができるのです。

ソルフェージュの効果

――ソルフェージュにはどのような効果があるのでしょうか?

ソルフェージュの効果とは、「音楽の総合的な基礎能力」が身につくことです。

具体的には、①音楽感覚、②実践的音楽理論、③聴音能力、④読譜能力、➄視唱能力 を高めることができます。

音楽感覚:音感・拍感やリズム感・和声感やフレーズ感 など
実践的音楽理論:拍子や調号などの実例での理解
聴音能力:曲を聴いて識別し活用できる能力
読譜能力:楽譜を読み取る能力
視唱能力:楽譜を見ながら正確に歌う能力

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ソルフェージュの効果

「固定ド」と「移動ド」とは

――ソルフェージュの「固定ド」と「移動ド」とは何でしょうか?

視唱ソルフェージュを行う際には、ドレミ~の位置が調によって変わる方法と変わらない方法とがあり、それぞれ「移動ド(唱法)」と「固定ド(唱法)」と呼ばれています。

固定ドとは

「固定ド」もしくは「固定ド唱法」とは、主音(=楽曲の主役となる音)や調が変化しても、「ドレミ~」の位置が変化しない視唱の方法です。

固定ドは、音の絶対的な「高さ」に対して「ドレミ~」の各音を割り当てます。

言い換えると、固定ドソルフェージュは、音の機能に基づいた「階名」ではなく、音の高さに基づいた「音名」で歌う方法です。

固定ドソルフェージュのメリットは、音の「高さ」に対する感覚がよく磨かれることです。

固定ドソルフェージュのトレーニングを積むことによって育つ音の高さへの感覚は、「絶対音感」と呼ばれます。

移動ドとは

「移動ド」もしくは「移動ド唱法」とは、主音(=楽曲の主役となる音)や調の変化に伴って「ド」の位置が変化する視唱の方法です。

移動ドは、音の相対的な「機能」に対して「ドレミ~」の各音を割り当てます。

言い換えると、移動ドソルフェージュは、音の高さに基づいた「音名」ではなく、音の機能に基づいた「階名」で歌う方法です。

移動ドソルフェージュのメリットは、音の「機能」を深く理解できるようになることです。

移動ドソルフェージュでは、主音の変化に伴う音の機能の変化を感覚的にとらえることができるようになります。

このような音感を、固定ドの絶対音感に対して、「相対音感」と呼びます。

 

ここまでで、ソルフェージュの意味や効果、やり方などソルフェージュの基本、いわゆる「ソルフェージュとは」について確認してきました。

続いては、ソルフェージュのはじまりから現在まで、「ソルフェージュの歴史」について見ていきましょう。

ソルフェージュの起源

――ソルフェージュは、どのようにして始まったのでしょうか?

ソルフェージュのはじまりは、イタリア人修道士のグイード・ダレッツォ(Guido d’Arezzo)が各音に「ドレミファソラシ」の名前をつけて歌うようになったことでした。

ソルフェージュが誕生した理由は、音楽を今日のような方法で楽譜に記していなかった時代に、修道士たちに聖歌を効率よく覚えてもらうための方法が必要だったからです。

聖歌の画像
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ソルフェージュの起源

ソルフェージュからフォルマシオン・ミュジカルへ

――最近よく聞く「フォルマシオン・ミュジカル」とは何でしょうか?

「ドレミ~」で歌うようになったことで始まったソルフェージュですが、その内容は時代とともに進化していきました。

そして、ソルフェージュという言葉は、聴音や視唱などを中心とする音楽のトレーニングを指すようになりました。

それからさらに、フランスでは「フォルマシオン・ミュジカル」という考え方が生まれました。

フォルマシオン・ミュジカルとは、名曲などの実際の楽曲を題材にして、聴音や視唱にとどまらず、初見奏や楽曲分析、音楽史などより幅広い総合的な音楽教養・能力を養うものです。

フォルマシオン・ミュジカルのような考え方が浸透したことにより、現代のソルフェージュではより幅広い音楽的能力を高めるための方法が次々と模索されてきています。

ここまでで、「ソルフェージュとは」「ソルフェージュの歴史」について確認してきました。

ここからは、具体的な練習方法やレッスンでやるのか独学でやるのか、教室はどのように探せばいいのかなど、応用編に移っていきます。

ソルフェージュの練習方法

――ソルフェージュは具体的にどのような方法で練習したらいいでしょうか?

ソルフェージュのメインディッシュである「聴音」と「視唱」は、それぞれ以下のような手順で練習します。

聴音の練習方法

聴音の手順を大まかにまとめると、以下の通りです。

【 聴音の手順 】
五線紙を用意する
終止線や音部記号など与えられた条件を先に書いておく
演奏を聴きながら音符などの記号を記入する
わからないところがあってもまずは楽譜を完成させる
模範解答と自分の楽譜を見比べながら答え合わせ
間違えた個所の確認
→レッスンを受けている方は先生から解説を受けましょう。独学の方は楽典の本やインターネットなどで納得できる理由を探しましょう。

視唱の練習方法

視唱については、①聴音で書き上げた楽譜を見て歌う方法 と ②初見の楽譜を見ながら歌う方法 の2つに分けて手順を見てみましょう。

【聴音で書いた楽譜を歌う手順】
聴音で楽譜を完成させる
答え合わせをして正しい楽譜に修正する
書き上げた楽譜を見ながら歌う
きちんと正しい高さで発声できているかを確認する

【初見の楽譜を歌う手順】
初見の楽譜を手に取る
時間を決めて楽譜の展開をざっと読む
楽譜を見ながら歌う
きちんと正しい高さで発声できているかを確認する

視唱の場合は、きちんと正しい音で歌えているかどうかの確認も大切です。

ソルフェージュの先生に教わっている場合には、正しい音の高さで歌えているかを確認してもらい、間違っていたら指摘してもらいましょう。

独学で練習する場合は、ピアノを使って、ピアノの音と自分の声の音の高さが合うまで繰り返し歌うようにしましょう。

ソルフェージュのレッスンってどうなの?

――ソルフェージュは専門の先生のレッスンを受けた方がいいでしょうか?

ソルフェージュのレッスンを利用することには以下のようなメリットがあり、効率的に学習を進めることができます。

●やり方を教わることができる
●間違いを指摘してもらえる
●わからないことはすぐに聞ける

一方で、ソルフェージュのレッスンにはもちろんデメリットもあります。

●お金がかかる
●自分でサクサク進めることができない
●レッスンの期間が空いてしまうことがある

基本的には、金銭的に問題なければレッスンを利用し、期間が空いてしまう時は過去にやった問題を歌ったり独学用の教材に取り組んだりして、感覚を鈍らせないようにすると良いでしょう。

ソルフェージュのレッスン

ソルフェージュの教室を探そう

――ソルフェージュ教室の種類やレッスン料の相場はどうなってますか?

ソルフェージュの教室は、いろいろな分け方があるとは思いますが、大まかに分けて3つに分類することができます。

●大手楽器店系列の音楽教室(ヤマハ・カワイ・島村楽器・山野楽器 など)
●音楽大学の附属音楽教室(武蔵野音大・昭和音大 など)
●個人経営の教室

ソルフェージュの教室の月謝は、だいたい月3~4回のレッスンで10,000円前後くらいです。

安いもので6~7千円、高いもので1万数千円くらいと考えるといいでしょう。そこまで大きな差はありません。

ソルフェージュ教室には体験レッスンがあることがほとんどです。

実際に体験してみて、講師との相性を見極めたり、質問に対する講師の返答の質を確認したりして選ぶようにしましょう。

ソルフェージュの独学方法

――ソルフェージュの独学はどのように進めたらいいでしょうか?

ソルフェージュを独学する場合は、曲を演奏してくれたり、解説してくれたりする先生がいません。

そのため、ソルフェージュを独学で進める際には以下の2つのポイントをおさえておきましょう。

①ソルフェージュの効果的なやり方を先に知っておくこと

②曲の音声がついた教材を使用すること

ソルフェージュ独学の大まかなやり方は、以下の通りです。

①音声を繰り返し聴きながら、楽譜に音符などの記号を書き込む(聴音)

②解答と自分の書いた楽譜を照らし合わせて答え合わせをする

③間違った部分は本やネットなどで理由を確認する

④楽譜を見ながら繰り返し歌う(視唱)

独学でのソルフェージュでは、自分で演奏するわけにもいきませんから、はじめから音声データがついている教材を選ぶようにしましょう。

おすすめは、松下功/遠藤雅「受験生のための聴音」(フォンテック)です。

ソルフェージュのおすすめ教材

ソルフェージュはどんな教材がおすすめでしょうか?

ソルフェージュのおすすめ教材は、年齢や学習段階によって異なります。

ただ、子どもから大人まで広くおすすめできるのが、入門編では、ソルフェージュの3要素「音符の読み方」「音の高低を出す」「リズム」を学べる「子供のためのソルフェージュ1a」(音楽之友社)です。

続いて、強弱やスタッカート、レガートなどを歌って学べる「きれいにうたいましょう ソルフェージュ入門編」(ヤマハミュージックメディア)。

そして、入門編に続く「きれいにうたいましょう ソルフェージュ1~3」のシリーズは、世界の民謡やクラッシックの名曲などを用いて楽しくソルフェージュのトレーニングを積むことができます。

ソルフェージュのアプリについて

――ソルフェージュ学習にアプリってどうなのでしょうか?

ソルフェージュの学習に、ソルフェージュ用のアプリを使うことは、特に初学者の方にとっては非常に効果的です。

ゲーム感覚で楽しく音感や読譜能力などを高めることができます。

ソルフェージュの独学教材としてだけでなく、ソルフェージュのレッスンを補完するものとしても十分に活躍します。

ソルフェージュ・アプリの画像

ソルフェージュのアプリには、音感を養うもの、読譜力を高めるもの、視唱で歌う力を高めるものなど、目的別にたくさんの種類のものがあります。

高めたい能力に合った用途のアプリを見つけ、スキマ時間を有効活用してソルフェージュ力を高めていきましょう。

音大のソルフェージュの授業について

――音大のソルフェージュの授業にはどのような特徴があるのでしょうか?

音大のソルフェージュの授業のスタイルは、一般的に以下のような特徴があります。

●基本と応用に分かれている
●グループ授業である

基本的には、レベルや目的別のクラスに振り分けられ、1年間同じクラスの仲間と共に学んで行きます。

複数人の学生に対して先生が1人つき、グループで聴音や楽曲分析など様々なソルフェ―ジュのトレーニングを行います。

ソルフェージュの授業

基本レベルのソルフェ―ジュの授業では、聴音や視唱、楽典の実践といった基本的な内容のソルフェージュが中心です。

基本レベルをクリアしたら、応用編のソルフェージュに進みます。

応用ソルフェージュは、フォルマシオン・ミュジカルのような総合的なソルフェージュや、鍵盤を用いた初見演奏や和声のトレーニングなど複数の授業に分かれているため、目的に合ったものを選択して受講します。

音大受験者のためのソルフェージュ・楽典対策方法

――音大を受験する際にソルフェージュや楽典の対策はどのようにすればいいでしょうか?

音大の受験を決めたのであれば、一刻も早くソルフェージュと楽典の対策に取りかかるようにしてください。

なぜなら、ソルフェージュや楽典の力は一朝一夕で身につくものではなく、仕上げるのに時間がかかるからです。

楽典の試験内容は、記譜法の基礎知識、音階、リズム、調性、楽語及び記号、楽式などです。

楽典の受のポイントは、以下の通りです。

  • 音程と調判定が頻出なので、重点的に学習する。
  • 音楽史の有無など、個別の大学の傾向を知ってそれに合った学習をすること。
  • なるべく専門の先生に体系立てて教えてもらうこと。

ソルフェージュは、聴音もしくは新曲視唱が出題されます。

新曲視唱は8小節から16小節の旋律を与えられた時間で読譜し、その場で歌う試験です。学習のポイントの要点は以下の通りです。

  • まずは歌の教科書「コールユーブンゲン」で、音程とリズムを身につける。
  • 苦手な音程はピアノで音を確認しながら繰り返し練習する。

聴音は、旋律、または和声を聴いてそれを五線に書きとる試験です。以下のようなポイントを意識して学習しましょう。

  • 初めの通奏で小節の1拍目の音を取り、後から他の部分を埋める方法を身につけること。
  • 和声の場合は、一番上の音→下の音→真ん中の音という順番での書き取りを習慣づけること。
  • 音を聴いて反射的に「書く」ことだけにフォーカスしたトレーニングを積み重ねること。

 

最後に、ソルフェージュを他の音楽用語と比較することで、より深くソルフェージュについて考察しています。

ソルフェージュと楽典の違い・関係性

――ソルフェ―ジュと楽典はどう違うのでしょうか?

ソルフェージュは音楽力を高めるためのトレーニングであるのに対して、楽典は音楽の理論をまとめたものです。

そのため、ソルフェージュと楽典はどう違うのかと比較するようなものではありません。

楽典とソルフェージュの関係性は、教科書の説明と練習問題や、経営学とケーススタディーのような関係です。

すなわち、楽典とソルフェージュの関係は、理論と理論を実際に使いこなすためのトレーニングという関係である、ということです。

ソルフェージュとリトミックの違い

――ソルフェージュと似た言葉に、「リトミック」があります。ソルフェージュとリトミックはどう違うのでしょうか?

ソルフェージュとリトミックの違いは、それぞれが音楽をどう位置づけているか、にあります。

ソルフェージュが目指すのは、基礎的な音楽能力の向上です。したがって、音楽そのものが目的であると言えます。

一方で、リトミックとは、音楽と身体的動作を組み合わせることによって、感覚機能の発達に伴うヒューマンスキルを向上させることにあります。つまり、リトミックでは本来、音楽が「手段」なのです。

もちろん、ソルフェージュとリトミックを組み合わせたものがあったり、同じような意味で使われたりすることもあるので、相手がどのような意味で使っているのかを見極めることが大切です。

ソルフェージュを英語で表すと?ソルミゼーションとの違い

――ソルフェージュを表す英語表現は複数あるようですが、どう違うのでしょうか?

まず、多くの方がイメージする「ソルフェージュ」に一番近いのは、"solfege"もしくは"solfeggio"です。ドレミ~で歌う音だけに限らず、聴音などを含むトレーニングのことを指します。

これらの違いは、"solfege"がフランス由来であるのに対して、"solfeggio"がイタリア由来であることです。

また、"solmization"と"sol-fa"は、特にドレミ~で歌うことにフォーカスした言葉であると言う意味で、狭義のソルフェージュです。

"sol-fa"だけは、「ドレミ~で歌う」という意味の動詞として使うことができます。

ソルフェージュがピアノ演奏にもたらす効果

【準備中】Coming soon

編集中です。近日中に公開しますので、しばらくお待ちくださいませ。

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