フォルマシオン・ミュジカル

フォルマシオン・ミュジカルとは?ソルフェージュとの違いは?

フォルマシオン・ミュジカルとは、1970年代のフランスの音楽教育に取り入れられた、音楽の基礎能力を幅広く養成するためのトレーニングであり、学問分野である。

聴音や視唱などのソルフェージュのトレーニングだけにとどまらず、実際の楽曲を用いながら和声や楽曲分析、音楽史などの幅広い音楽的教養を育むことを目指すものである。

フォルマシオン・ミュジカルに関しては、フランスの、創造的な音楽教育を追求する音楽学校である "l’Atelier 440" が簡潔に説明しているので引用してご紹介します。

Beaucoup de non musiciens ou de musiciens débutants pensent qu’en dehors de l’apprentissage de la technique instrumentale ou vocale, tout le reste du “savoir musical” réside dans le solfège.

Il y a en réalité derrière l’utilisation du mot « solfège » souvent un amalgame qui est fait avec l’ensemble des apprentissages fondamentaux qui favorisent les progrès du musicien dans sa pratique de l’instrument ou du chant ou même dans son exploration de la composition musicale :

  • Le ear training
  • Le travail d’exécution rythmique
  • La théorie musicale fondamentale
  • Les bases de l’harmonie
  • La culture musicale
  • …et le solfège

Tous ces axes de travail se retrouvent réunis à l’intérieur d’une discipline intitulée la formation musicale, apparue dans les années 70 dans les conservatoires et écoles de musique de France.

――l’Atelier 440 "Qu’est-ce que la formation musicale ?" (https://www.atelier440.com/la-formation-musicale/)より引用

【 日本語訳 】
音楽家でない人や音楽の初心者は、楽器や歌の技術の学習以外では、残りのすべての「音楽的な知識」は、ソルフェージュの範疇だと考えているようである。

「ソルフェージュ」という言葉が使用される背景には、現実として、楽器や歌の練習、楽曲構成の探求などにおいて音楽家の成長を促進するすべての基礎的な学習との混同がなされている:

  • 耳の訓練
  • リズム打ち
  • 音楽理論の基礎
  • 和声の基本
  • 音楽文化
  • そして、ソルフェージュである。

これらのすべての訓練を含む学問分野はフォルマシオン・ミュジカルと呼ばれ、1970年代にフランスの音楽施設や音楽学校で見られるようになった。

フォルマシオン・ミュジカルは、1970年代のフランス発祥の音楽の総合トレーニングであり学問分野です。

上記の説明からわかる通り、伝統的なソルフェージュの分野にとどまらない、リズム打ちや音楽文化などの幅広い音楽的基礎能力を伸ばそうとすることがその特徴です。

日本では、「フォルマシオン・ミュジカル」という言葉が使われる文脈は、聴音や視唱、楽典の実践などの伝統的なソルフェージュの分野に限定されない幅広いトレーニングであることを表すために用いられることが多いです。

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DoReMi
音楽系教育機関で音楽家の学習や演奏活動を支援しながら、ピアノやソルフェージュなど自身の音楽活動を継続しています。音楽学習者がつまずきやすい音楽の概念を読んで理解できるサイトを創りたいという思いから、「DoReMiOnline」を立ち上げました♪