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ト音記号とは|音楽用語ト音記号の意味をわかりやすく解説

ト音記号キャプチャ画像

【 ト音記号 】

ト音記号(とおんきごう)とは、五線上の

この記事では、楽譜を読むために必須の、「ト音記号」の意味についてわかりやすく解説していきたいと思います。ちなみに、ト音記号は楽譜上で見かけるこの記号です。(画像参照)

ト音記号は音部記号の一種

ト音記号は、ヘ音記号などと並んで、「音部記号」と呼ばれるもののひとつです。まずはこの点について順を追って見ていきます。

楽譜上では、ドレミファソラシドなどの音は、音符として五線の上に描かれます。ためしに五線の上に、音符をひとつ書いてみます。
ソ
この音符は一見するとソですが、実はこれだけでは何の音かわかりません。それは、五線のどの位置にどの音がくるかが定められていないからです。

この、五線上のどの位置にどの音がくるのかを定めるのが、音部記号です。主な音部記号には、ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号などがあります。

今回はこの音部記号のうちの、ト音記号の意味についてさらに詳しく見ていきます。

ト音記号のトの意味とは

ト音記号の意味を理解するためには、ト音記号の「ト」の意味について理解する必要があります。

音楽では、7種類の高さの音の組み合わせで曲がつくられます。ほとんどの場合、各音の呼び方は「ドレミファソラシ」という名前が使われます。この音の名前をピアノの鍵盤で図に表すと、以下のようになります。

ドレミファソラシド
実は、この「ドレミファソラシ」という音の名前は、元々イタリア語です。ドレミ~が使われるようになるまで、日本では各音を「ハニホヘトイロ」で表していました。ピアノの鍵盤で図にすると、以下の通りです。

ハニホヘトイロ

この図を見てわかるとおり、日本語の音の呼び方の中に、「ト」がありますよね。ト音記号は、五線上でこの「ト」の位置を定める記号なのです。

ト音記号はソの音を定める

ト音記号は、日本語の音名の「ト」の位置を定めることがわかりました。ではここで、再びイタリア語音名と日本語音名を並べてみましょう。

イロハニホヘ
ドレミファソラ

すると、「ト」はドレミファソラシの「ソ」に対応することがわかります。つまり、ト音記号は、ドレミファソラシの「ソ」の位置を定めているのです。

ト音記号は五線上の「ソ」の位置を定める

ただ、注意が必要なのは、複数の高さのソの音が存在するということです。次の図では、88鍵のピアノに複数あるソの音の位置を示し、そのうちト音記号が定めるソの音には赤マルをつけています。
ト音記号のソこのように、ト音記号は、真ん中よりやや右側の位置のソの音の位置を定めているのです。他のヘ音記号やハ音記号よりも高い位置の音を定める記号であるため、高音部記号と呼ばれることもあります。

ト音記号におけるソの位置

では、最後にト音記号が定めるソの位置がどこなのかを確認しておきましょう。

五線上の音符は、線の上と線と線の間を、(線の)上 → 間 → 上 → 間 …のように交互に一音ずつ登っていきます。次の画像のようなイメージです。
音階の画像
ト音記号は、中心のうずに囲まれた部分をソの音に定めます。ト音記号は通常、第2線(=下から2番目の線)上の音をソとして扱います。画像の赤マル部分です。
ソの位置

ト音記号の定める「ソ」の位置は、第2線上である

ト音記号が、五線の第2線上の音をソと定めているため、次の位置にある音符がソを表すことになるのです。
ソの画像
最後に、ト音記号での音符の位置が音の名前とどのように対応しているのかを確認しておきましょう。ト音記号ではドレミファソラシドはそれぞれ以下の位置に置かれます。
ト音記号の音階

ト音記号まとめ

ト音記号に関する解説は以上です。ト音記号の「ト」の意味や、ドレミファソラシ各音の位置についてご理解いただけたのであれば幸いです。

本記事のまとめを以下に記載しておきますので、ポイントをご確認ください♪

本記事のまとめ
  • ト音記号の「ト」はドレミファソラシの「ソ」を表している
  • ト音記号は、五線上の「ソ」の位置を定める
  • 「ソ」の位置は五線の第2線の上

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