ソルフェージュ各論

ソルフェージュのレッスンについて|レッスン料金やメリットなど

ソルフェージュのレッスンのイメージ画像

ソルフェージュとは、音楽の総合的な基礎能力を高めるためのトレーニングのことです。

ソルフェージュの学習方法には、大きく分けて、①音楽教室などでソルフェージュの授業・レッスンを利用する方法と、②ソルフェージュを独学で学ぶ方法があります。

今回は、①の音楽教室などでソルフェージュの授業・レッスンを受ける場合について、内容やレッスン料金、レッスンの効果を高めるポイントなどをご紹介します。

ソルフェージュのレッスンの内容は?

まず、そもそもソルフェージュのレッスンは、どのようなことをするのでしょうか?

ソルフェージュのレッスンの主要な内容としては、「ソルフェージュのやり方」の箇所でご紹介した、①聴音ソルフェージュ、②視唱ソルフェージュの2つがあります。

①の聴音ソルフェージュでは、先生が演奏する曲を聴きとって、楽譜にしていきます。

聴音をすることによって、各音を聴き分ける能力や、楽譜に対する理解力が向上します。

②の視唱ソルフェージュでは、楽譜を見ながら曲を声に出して歌います。

音の高さに対する感覚や、読譜能力などが向上します。

さらに、ソルフェージュのレッスンでは、楽典的な解説が入ることもポイントです。

実際の曲に触れながら、つまずいたポイントで楽典の説明を受けると、理論をより深いレベルで理解することができます。

ソルフェージュのレッスン料金は?レッスン代の相場について

では、聴音や視唱などのソルフェージュのレッスンを受けようと思ったら、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

ソルフェージュのレッスンの料金について見ていきましょう

ソルフェージュのレッスンを受ける場合の料金の相場は、月3~4回のレッスンで10,000円前後くらいです。

安いもので6~7千円、高いもので1万数千円くらいと考えるといいでしょう。

たとえば、島村楽器のソルフェージュレッスンは、年40回で1回30分のコースが8,640円/月、45分のコースが12,960円/月、60分のコースが17,280円/月です。

また、昭和音楽大学付属音楽教室では、月3~4回のソルフェージュレッスンが、9,180円/月です。
※施設費は別、いくつコースをとっても施設費は定額

続いて、「福岡 ソルフェージュ」で検索すると出てくる「Sifaka音楽教室」では、月3回の30分のレッスンで9,720円/月です。

どの教室もそこまで料金に大きな差はありません。費用よりも、アクセスの良さや講師との相性など総合的に評価して選んだ方が良いのかもしれません。

ソルフェージュの大人向けレッスンについて

大手音楽教室のソルフェージュは、感覚的に歌って覚える幼児や子供向けのソルフェージュが中心です。

ところが、大人の方でもソルフェージュのレッスンを受けたいという方はたくさんいます。

余談ですが、私も大人になってから本格的にソルフェージュのレッスンを受けるようになりました。

いざGoogle検索などで探してみると、大人の方でも受講できるソルフェージュのレッスンは、たくさんあります。

たとえば、島村楽器や山野楽器の音楽教室や。昭和音楽大学の附属音楽教室などでは、ソルフェージュのレッスンを大人でも受けることができます。

もちろん、個人経営の教室でも、大人向けのソルフェージュレッスンを行っている教室はたくさんあります。

ぜひいろいろ探してみて、実際に体験レッスンを受けながらご自身に合った教室を見つけてください。

探し方のコツとしては、「ソルフェージュ 大阪」や「ソルフェージュ 名古屋」のように地名で検索するだけではなく、「ソルフェージュ 大阪 大人」「ソルフェージュ 名古屋 大人」のように、よりピンポイントなキーワードにすると見つけやすいでしょう。

ソルフェージュのレッスンのメリット

ソルフェージュのレッスンには、独学にはないメリットがたくさんあります。

ここでは、ソルフェージュのレッスンのメリットを、以下の3つに絞って見ていきたいと思います。

  1. やり方を教わることができる
  2. 間違いを指摘してもらえる
  3. わからないことはすぐに聞ける

やり方を教わることができる

ソルフェージュのレッスンを受ける第1のメリットとして、「ソルフェージュの正しいやり方を教わることができること」が挙げられます。

たとえば、私も初めてソルフェージュの授業を受けたときには、ト音記号の書き方や楽譜の書き方など、本当に基本的なところから先生に教わりました。

ソルフェージュで曲に入る前に何を準備をすべきかを学んだら、聴音にトライしました。

そこで、通奏を聴く→部分を聴く→最後に通奏を聴いて確認する→答え合わせ→できた楽譜を見ながら歌う、といったソルフェージュの基本的な流れも学ぶことができました。

ソルフェージュのレッスンを受けずに自己流で進めていると、ソルフェージュの進め方がわからず、効果的にソルフェージュ力を高めることができない可能性があります。

その意味で、音楽やソルフェージュを長く続けようと思っている方には、ソルフェージュのレッスンを受けて正しい進め方を習得しておくことをおすすめします。

間違いを指摘してもらえる

ソルフェージュのレッスンを受ける第2のメリットとして、「間違いを指摘してもらえること」が挙げられます。

たとえば、聴音で音が高い音と低い音の間を跳躍しているときに、低い音が演奏されているのに1オクターブ高い音を書いていたことがあります。

このような間違いは、ソルフェージュの先生から途中で指摘されるまで、気づくことができませんでした。

別の例では、聴きとった曲を歌っているときに、自分では気づかずに音を外してしまっていることがありました。

そんな時、ソルフェージュのレッスンを長年受け持っているプロの先生であれば、すぐに気づいて指摘してくれます。

そのレッスンでは、「今のは半音ずれているよ」と指摘していただいたり、高さを合わせずらい音の狙い方などを教えてもらったりしました。

ソルフェージュを学習中の方は、音を外したり、誤った記号を書いたり、自分では気づかないうちに何らかの間違いをおかしているものです。

そんな、自分でも気づかない間違いを訂正してもらえるのは、ソルフェージュのレッスンを受ける大きなメリットと言えるでしょう。

わからないことはすぐに聞ける

ソルフェージュのレッスンを受ける第3のメリットとして、「わからないことはすぐに聞けること」が挙げられます。

たとえば、聴きとった音を楽譜に書いていて、「音符の棒(符幹)はどんな時に下向きに書いて、どんな時に上向きになるのだろう」と疑問に思ったとしましょう。

そんな時には、目の前に先生がいるので、聴いてしまえば一発です。

ちなみに、上の疑問への回答は、「一般的には第3線とそれより上の音の棒は下向きで、第3線より下の音の棒は上向きに書く」です。

疑問に思ったときに、いちいち調べなくとも正確な答えを聴くことができるのは、ソルフェージュのレッスンを受ける上で見逃せないメリットです。

ソルフェージュのレッスンのデメリット

ソルフェージュのレッスンを受けるメリットを確認しましたが、一方で、ソルフェージュのレッスンを受ける上でのデメリットは何なのでしょうか。

ここでは、ソルフェージュのレッスンを利用する上でのデメリットを、以下の3つに絞って見ていきます。

  1. お金がかかる
  2. 自分でサクサク進めることができない
  3. 期間が空いてしまうことがある

お金がかかる

ソルフェージュのレッスンを受ける第1のデメリットとして、「お金がかかること」が挙げられます。

音楽教室などでソルフェージュのレッスンを受ける場合、月に何千円、場合によっては1万円以上のレッスン料金が掛かってしまいます。

参考までに、私が通っている音楽教室のソルフェージュの費用は、ひと月当たり9,000円台です。

そのため、ソルフェージュのレッスンを利用して継続的に学習する場合、年間で10万円近くかかってしまいます。

ソルフェージュを本格的に習う場合、そのくらいの費用が必要になることは覚悟をしておきましょう。

一方で、独学でソルフェージュをする場合、レッスンの場合と違って参考書代くらいしかかかりません。

それでも、ソルフェージュのレッスンには高いお金を払ってでも利用するメリットがります。

どうしても費用がネックな場合には、月2回の比較的安いコースなどを設置している教室もあるので、そちらも検討してみるといいでしょう。

自分でサクサク進めることができない

ソルフェージュのレッスンを利用する第2のデメリットとして、「自分のペースでどんどん進めていくことができないこと」が挙げられます。

ソルフェージュのレッスンを利用する場合、週に1回や月に2回など、定期的に音楽教室に通ってレッスンを受けることになります。

しかしながら、特にやる気がみなぎっている学習の初期などには、もっと自分のペースでどんどん先に進んで、早く上達したいと思う方も少なくないはずです。

ソルフェージュのレッスンを利用して学習する場合、独学の場合と比較してペースをどんどん速めていくと言うことができません。

このような場合には、オプションがあるのであればレッスンの頻度を増やしたり、ソルフェージュを独学できる教材を併用したりするといった方法を検討してみてはいかがでしょうか。

期間が空いてしまうことがある

ソルフェージュのレッスンを利用する第3のデメリットとして、「期間が空いてしまうことがある」という点が挙げられます。

ソルフェージュのレッスンは、自分だけでは進めることができません。ソルフェージュの先生がいてはじめてレッスンが成り立ちます。

時には、先生のご都合がつかず、レッスンが休講になってしまうこともあるでしょう。

休講などで間が空いてしまうと、聴きとる力が少し落ちたり、早く先に進めなかったりと、もどかしい思いをすることもあります。

私も、仕事の休日出勤や、先生の出張などの理由で1ヶ月ほどレッスンを受けられなかった時期があります。

そして、久しぶりに受講したソルフェージュのレッスンでは、驚くほどソルフェージュ力が落ちてしまっていて、ひどく落胆してしまいました。

このような、レッスンとレッスンの間隔があいてしまった時のことを考えて、過去にならったものを総復習して歌ったり、聴音の教材を用意しておいたりして、感覚が衰えないようにする方法を確立していくようにしましょう。

ソルフェージュのレッスンをより効果的に

最後に、ソルフェージュのレッスンをより効果的にし、上達を早くするポイントについて触れておきたいと思います。

ソルフェージュの効果を高めるコツは、「ソルフェージュで学習した譜面を繰り返し自分で歌うようにすること」です。

スポーツの素振りのように、ソルフェージュも音楽の基礎トレーニングです。

そのため、ソルフェージュのレッスンで一度理解した気になっても、何度も体に覚えさせないと意外とすぐに学習したことを体は忘れてしまいます。

ソルフェージュのレッスンで学んだことを体に覚えさせる最も良い方法は、「繰り返し何度も歌うこと」です。

私も、レッスンで習った曲を何度か歌って臨んだ次のレッスンと、時間が取れずほとんど復習しなかったレッスンでは、聴きとったり歌ったりする力に歴然とした差を感じてしまいます。

もちろん、何度も繰り返し歌って臨んだレッスンの方が、曲を聴きとるのがよりスムーズで、より苦労せず歌えると言う意味です。

そのため、ソルフェージュのレッスンを利用する方は、ソルフェージュのレッスンに全力で臨むのはもちろんのこと、日々時間を見つけて学習した曲を繰り返し歌ってみるようにしてみてください。

間違いなくより速いスピードでソルフェージュ力を向上させることができますよ!

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