ソルフェージュ

ソルフェージュの効果は?ソルフェージュで身につく能力

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続いては、ソルフェージュにはどのような効果があるのかを確認していきましょう。

おさらいですが、ソルフェージュとは、ソルフェージュの音楽の総合的な基礎能力を養うトレーニングのことです。

聴音や視唱などのソルフェージュを繰り返すことによって、音楽に必要な様々な能力が身につきます。

ここでは、ソルフェージュで身につく能力を、①音楽感覚、②音楽理論(楽典)への理解、③聴音能力、④読譜・視唱能力 の4つに分けてご紹介します

ソルフェージュの効果①|音楽感覚

ソルフェージュ持つ効果として、「音楽感覚」が養われることが挙げられます

「音楽感覚」は、文字通り音楽的な感覚のことを指しますが、これには以下のようなものが含まれます。

  • 音感ー音の高さ(ドレミファソラシドや変化記号♯♭など)や音の長さ(四分音符、八分休符 など)、音の強弱などを聴いて識別できる能力。
  • 拍感やリズム感ー拍(小節の中の強い部分と弱い部分)やリズム(音の長短やその変化)を判別できる能力。
  • 和声感やフレーズ感ー和声(複数の音が組み合わさってできる響き)やフレーズ(一つひとつの音ではなく意味のあるかたまり)をとらえる能力。

このような音楽的な感覚は、いくら楽典の本などを読んでも身につけることはできません。

音楽感覚は、実際の音楽に触れながら行うソルフェージュによってこそ、培われるものなのです。

ソルフェージュの効果②|音楽理論(楽典)への理解

ソルフェージュをすることによって、音楽理論も身につきます

たとえば、3/4拍子や2/4拍子など、小節内に入る音符の長さや数などを意識することによって、拍子というものが理解できるようになります。

また、調号(♯や♭)のないハ長調を聴音することから始め、平行調で調合のないイ短調の曲や、調号の一つ増えたト長調などに段階的にステップアップしていくことで、調に対する理解も深まってきます。

これらは身につく音楽理論の一部に過ぎませんが、このように実際の曲に触れながらそれらは理論的にどうなっているのかを考えることによって、知識と知っている音楽理論が実際の音楽と結びついて理解できるようになります。

ソルフェージュの効果③|聴音能力

ソルフェージュの訓練を積み重ねることによって、聴音能力を高めることができます

ここで言う聴音能力とは、曲を聴いて、それを楽譜に起こしたり曲として演奏する能力と考えてください。

音感との違いは、音感は音を聴いて識別できる能力であるのに対して、聴音能力はそこからさらに踏み込んで、聴いたものを実際に活用できる能力でがあるということです。

ソルフェージュを始める前は音楽を聴いても得られる情報は多くありません。

しかしながら、ソルフェージュを続けることによって、音の高さや調の変化、複音、和音など曲からたくさんの情報を読み取り、識別して記号化することができるようになります

たとえば、音楽を聴いてそれを楽譜や演奏で再現する「耳コピ」と呼ばれる能力がありますが、「耳コピ」は、ソルフェージュ能力を高めた先で獲得できる能力です。

つまり、ソルフェージュを続けた先には、演奏された曲を自分で活用することができる能力を身につけることができるのです。

ソルフェージュの効果④|読譜・視唱能力

ソルフェージュを継続することの効果として、楽譜を読み取る力がどんどん上がっていくことが挙げられます

音楽を始めたばかりのころは、楽譜を読むのにとても時間がかかります。

ある音符の音の高さをわかる音符から順に数えないとわからなかったり、音符の種類が違っても音の長さがすぐに出てこなかったりします。

しかしながら、ソルフェージュを続けることによって、音の高さや長さ、曲の変化などを一歩一歩止まって考えなくても、感覚的に瞬時に読み取ることができるようになります

ソルフェージュによって楽譜を読む力をつければ、楽譜を読みながら演奏したり、初見演奏をしたりできるようになります。

また、楽譜を読んでそれをメロディとして歌う力もどんどん向上していきます。

ピアノなどの音を聴かなくても自分で正しい音の高さで歌ったり、楽譜を見ながら正しいリズムで歌ったりできるようになります。

歌うといっても、実際に声に出して歌うだけではなく、楽譜を見ながら心の中で音楽を奏でることができるようになります

たとえば、音楽マンガなどではよく楽譜を見ながら指を動かしている演奏者の姿が描かれます。あのような場面では、楽譜を見ながら心の中で実際に音楽を演奏しているのです。

私も、電車での移動中など、音楽の本や楽譜などを見ながら心の中で曲を演奏しながら、楽器なしで音楽学習を進めることができるようになってきました。

このように、ソルフェージュを続けることによって、楽譜を瞬時に読み取り、発音の有無にかかわらず自分でメロディを奏でることができるようになるのです。

ソルフェージュの効果については以上です。ところで、ソルフェージュで歌う際には、「固定ド」と「移動ド」という2種類の方法があります。次は、この「固定ドソルフェージュと移動ドソルフェージュ」についてまとめています。

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