ソルフェージュ各論

ソルフェージュのアプリをレビュー|目的別アプリガイド

ソルフェージュ・アプリのイメージ画像

ソルフェージュ(solfège)とは、楽譜を読む力など、音楽の総合的な基礎能力を高めるためのトレーニングです。

名曲『もしもピアノが弾けたなら』の歌詞にあるように、楽器が弾ける/楽譜が読めるというのは、憧れの能力の一つです。

そのため、楽譜を読むための技能である、ソルフェージュを学ぼうと考える人も多いでしょう。

過去に私もその一人として、楽器屋さんや、大きな書店で「ソルフェージュ」参考書を立ち読みしてみましたが、とても地味でやってられませんでした。

なぜなら、それらの書籍は「先生が生徒に教える時の教材」として構成されていることがほとんどだからです。

それに対して、iOSやAndroid アプリで制作されている「ソルフェージュ・アプリ」は、アプリ本体が先生となり「これから読譜を学ぶ人」を対象に制作されています。

つまり、ソルフェージュを自分で学ぶなら、ソルフェージュのアプリを使用するのがとても効果的なのです。

そこで今回は、過去に音楽書でリタイアした人や初心者・子どもたちが、音楽と親しむ第一歩として楽しくプレイできるソルフェージュ・アプリをレビューしていきます。

ソルフェージュのアプリを目的別にレビュー

ソルフェージュのアプリと一言で言っても、読譜力を鍛えるものや音感を鍛えるもの、初見で歌う力を養うものなど、様々な用途のアプリが存在します。

そこで、それぞれのアプリを用途と共にご紹介していきます。

楽譜を読む練習アプリ|教科書的にソルフェージュを学べる

まず最初にご紹介するソルフェージュ・アプリは、「楽譜を読む練習アプリ」です。

本アプリのデザインは、画面の上部に五線譜、下部に鍵盤というシンプルなもので、鍵盤や楽譜に抵抗がなければまずは使ってみたいソルフェージュ・アプリです

実は、音楽系のアプリは、スマートフォン本体のスペックや OSのバージョンによって、タッチ入力の判定が甘かったり、音のタイミングがズレる例もあります。

しかしながら、「楽譜を読む練習アプリ」は簡素な作りであるためか、一通り試した限り誤作動はありませんでした。(iPad 2 および、iPad pro)

読譜をマスターするには、まとめて長時間の訓練ではなく、毎日短時間でよいから繰り返す必要があります。

そのため、いろいろほかのアプリに浮気せず、これ一本を使い込むのも良いと思います。

名称:楽譜を読む練習アプリ 五線譜のピアノや音楽譜読みトレーニング
(https://apps.apple.com/jp/app/id1081457060)
対応OS:iOS
価格:無料(App内購入 360円で、広告非表示のほか C Major=ハ長調 以外のトレーニングが可能)

本格的な読譜トレーニングのアプリですが、インターフェイスが地味で、初心者には少しとっつきにくいデザインなのが残念……。

ということで、続いてはもう少しゲーム性のあるアプリをご紹介します!

音感トレーニング|初心者向けの聞き取りレッスン

次にご紹介するソルフェージュ・アプリは、「音感トレーニング」です。

「音感トレーニング」を開発しているのは、脳トレ系のアプリを数多くリリースしている株式会社ユニティです。

ピアノに触れたことが無いような初心者でも、少しずつ成長していける流れになっています

アプリから流れてきた音がどの音なのか?単音の聞き取りから挑戦し、2音(一度に二種類の音がでる)や 3音(和音)に進むことが可能です。

国内のアプリ開発会社なので、海外アプリに見られるような変な翻訳もなく、しっかりとわかりやすい日本語マニュアルで、遊びながら少しずつ理解が深まる仕組みになっています

名称:音感トレーニング(あそんでまなぶ!シリーズ)
(https://apps.apple.com/jp/app/id718605554)
対応OS:iOS
価格:無料(App内購入 360円で、ハ長調以外のトレーニングが可能)

ドレミ楽譜レッスン|Androidならまずはプレイしてみたい読譜アプリ

続いてご紹介するのは、Android用のソルフェージュ・アプリ「ドレミ楽譜レッスン」です。

「ドレミ楽譜レッスン」では、流れてくる音符を見て、同じ音だと思う鍵盤の場所をタップします。

いわゆる「音ゲー」をイメージしてもらえば良いでしょう。

「ドレミ音楽レッスン」の優れている点は、自分独りでキーボードを使って練習するのとは違い、正確に鍵盤をタップできれば「GOOD」ポイントが貯まるというゲーム的なフィードバックが、トレーニングを飽きさせない点です

また、5段階のレベル設定があるのも、音ゲー的といえるでしょう。

音色は2種類だけなので、そこが課題のように思えました。課題曲以外にも音色にバリエーションがあれば、もっとやりこみたくなるかも知れません。

名称:ドレミ楽譜レッスン
(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.groupunk.doremi)
対応OS:Android
価格:無料

Rush!Music|癒し系の本格的なソルフェージュ・アプリ

加えて、ぜひともご紹介しておきたいソルフェージュ・アプリが「Rush!Music」です。

五線譜の読みや和音の感覚など、本格的にソルフェージュをマスターしたいのであれば、ぜひこのアプリを試してみてください。

まず、アプリの UI(User Interface=操作画面などの総称) が絶妙です。

ド・レ・ミを表示しているアイコンなどのカラートーンは落ち着いた配色で、長時間プレイしていても目がチカチカしません

こういったトレーニングアプリは、ユーザーが長い期間プレイするための「飽きさせない工夫」も必要ですが、使っていて「疲れない」という要素も重要ではないでしょうか。

また、「Rush!Music」は、一見すると子ども向け初心者向けの音楽アプリのように見えます。

ところが、キー(調)やスケール(音階・音の並び方)だけでなく、曲のテンポを示す BPM(Beats Per Minute)をカスタマイズできるので、ある程度レベルの高い人でも十分にやり応えがあります

やりこみ要素たっぷりで、じっくりと攻略したいアプリなので、先述の「楽譜を読む練習アプリ(iOS)」のように、浮気せずに、これ一本に集中してトレーニングを継続してみるのも良いと思います。

名称:Rush!Music - 譜読みの練習 音符をマスター
(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ryapps.rushmusic)
対応OS:Android
無料:アプリ内購入あり

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ソルフェージュの重要分野「新曲視唱」のアプリ

ここまで、読譜力や聴音能力を高めるアプリをご紹介してきました。

ところで、総合的なソルフェージュの力を身につけるためには「新曲視唱」という、自分が初めてみる楽譜を視て(読んで)、それを正確に歌うことができる能力も訓練する必要があります。

これらの訓練を行うために、音符に対して自分の声のピッチ(音程)が正しいかどうか?つまりは、ドの音符を正確に歌えているか確認できるアプリが、 iOS/Android ともにリリースされています。

名称:声のチューナー VoiTUNER
(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.frontvision.voiturner)
対応OS:Android

名称:ボイスチューナープロ 13
(https://apps.apple.com/jp/app/id1454900205)
対応OS:iOS

これらのアプリは、スマートフォンのマイク機能を利用した「カラオケ練習」的な仕組みとして、ご存知方も多いかも知れません。

単に「ドレミ~の音を正確に発声できる」だけでなく、そのピッチを安定して継続的に出せることも重要です。

また、iOSではその名の通り、「新曲視唱」専用のアプリがリリースされています。

このアプリの開発者は、同じようなソルフェージュ・アプリを複数リリースしているので、参考にしてください。

名称:新曲視唱
https://apps.apple.com/jp/app/id966765346
対応OS:iOS

同じデベロッパーのApp
https://apps.apple.com/jp/app/id966765346#see-all/more-by-this-developer

ソルフェージュ・アプリのご紹介は以上です。

目的に合いそうなアプリをまずは試しに使ってみながら、どのあぷりを使うのかを決めていくのが良い方法だと思います。

そして、受験勉強と同じですが、最初にいろいろ試してみて「これ!」と決めたら、浮気せずに何度も繰り返しマスターするまでやるようにしましょう。

何事も、繰り返さずに途中で別のものに移ってしまうのが、一番何も身につかないからです。

あなたの音楽ライフが、ソルフェージュ・アプリでより充実したものになることを願っています!

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