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調号の一覧|調号の種類や数に関する規則を確認する

調号一覧のイメージ画像

本記事では、以下についてまとめています。

  • 調号の一覧
  • 調号の数や種類に関する規則

調号についての解説は、以下の記事をご参照ください。

調号のイメージ画像
調号とは│調と調号の関係や臨時記号との違いについて 【調号】 調号とは、それぞれの調に継続的に現れる変化記号(♯・♭・♮など)のこと。臨時記号として都度書き込むのではなく、楽譜の...

 

調号一覧

調号とは、それぞれの調に継続的に現れる変化記号のことで、臨時記号として都度書き込むのではなく、楽譜の最初にまとめて記載するもののことです

調号の種類や数は、調ごとに異なります。各調の調号について、♯や♭などの系統ごとに確認していきましょう。

調号がつかない調

調の中には、調号がつかない調があります。調号がつかない調は「ハ長調」と「イ短調」の2つです

調号がつかないため、以下の画像のようなシンプルな表記になります。

ハ長調とイ短調のイメージ画像

調号が♯の調

調号は大きく分けて、♯がつくものと♭がつくものの2種類に分類することができます。

まずは、調号に♯を用いる調を、♯の数が少ないものから順にみていきましょう。

調号が♯1つの調

調号に♯が1つ用いられる調は、「ト長調」と「ホ短調」です。ファの音に♯がつきます。

「ト長調」と「ホ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

調号のイメージ画像

調号が♯2つの調

調号に♯が2つ用いられる調は、「ニ長調」と「ロ短調」です。ファ・ドの2つの音に♯がつきます。

「ニ長調」と「ロ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

ニ長調・ロ短調の調号

調号が♯3つの調

調号に♯が3つ用いられる調は、「イ長調」と「嬰へ短調」です。ファ・ド・ソの3つの音に♯がつきます。

「イ長調」と「嬰へ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

イ長調・嬰へ短調の調号

調号が♯4つの調

調号に♯が4つ用いられる調は、「ホ長調」と「嬰ハ短調」です。ファ・ド・ソ・レの4つの音に♯がつきます。

「ホ長調」と「嬰ハ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

ホ長調・嬰ハ短調の調号

調号が♯5つの調

調号に♯が5つ用いられる調は、「ロ長調」と「嬰ト短調」です。ファ・ド・ソ・レ・ラの5つの音に♯がつきます。

「ロ長調」と「嬰ト短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

ロ長調・嬰ト短調の調号

調号が♯6つの調

調号に♯が6つ用いられる調は、「嬰へ長調」と「嬰ニ短調」です。ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミの6つの音に♯がつきます。

「嬰へ長調」と「嬰ニ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

嬰へ長調・嬰ニ短調の調号

調号が♯7つの調

調号に♯が7つ用いられる調は、「嬰ハ長調」と「嬰イ短調」です。ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シの7つの音に♯がつきます。

「嬰ハ長調」と「嬰イ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

嬰ハ長調・嬰イ短調の調号

調号が♭の調

続いて、調号に♭を用いる調を、♭の数が少ないものから順にみていきましょう。

調号が♭1つの調

調号に♭が1つ用いられる調は、「へ長調」と「ニ短調」です。シの音に♭がつきます。

「へ長調」と「ニ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

へ長調・ニ短調の調号

調号が♭2つの調

調号に♭が2つ用いられる調は、「変ロ長調」と「ト短調」です。シ・ミの2つの音に♭がつきます。

「変ロ長調」と「ト短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変ロ長調・ト短調の調号

調号が♭3つの調

調号に♭が3つ用いられる調は、「変ホ長調」と「ハ短調」です。シ・ミ・ラの3つの音に♭がつきます。

「変ホ長調」と「ハ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変ホ長調・ハ短調の調号

調号が♭4つの調

調号に♭が4つ用いられる調は、「変イ長調」と「へ短調」です。シ・ミ・ラ・レの4つの音に♭がつきます。

「変イ長調」と「へ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変イ長調・ヘ短調の調号

調号が♭5つの調

調号に♭が5つ用いられる調は、「変ニ長調」と「変ロ短調」です。シ・ミ・ラ・レ・ソの5つの音に♭がつきます。

「変ニ長調」と「変ロ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変ニ長調・ロ短調の調号

調号が♭6つの調

調号に♭が6つ用いられる調は、「変ト長調」と「変ホ短調」です。シ・ミ・ラ・レ・ソ・ドの6つの音に♭がつきます。

「変ト長調」と「変ホ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変ホ長調・変ト短調の調号

調号が♭7つの調

調号に♭が7つ用いられる調は、「変ハ長調」と「変イ短調」です。シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファの7つの音に♭がつきます。

「変ハ長調」と「変イ短調」の調号は、以下の画像のように表記されます。

変ハ長調・変イ短調の調号

調号の種類や数に関する規則と覚え方

ここまで見てきた通り、調号は、♯がつくものもあれば♭がつくものもあります。

また、その数は全くつかないものから最大で7つの音につくものまであります。

このような調号の数や種類は、どのように決まっているのでしょうか。ここからは、調号の規則性について見ていきましょう。

西洋音楽における12種類の音とそれぞれの距離

まず前提として、西洋音楽では、12種類の音が用いられます。これを鍵盤上で図にすると、以下のようになります。

12種類の音

高くなっていくときは、⑫の次の音は1オクターブ高い①の音であるため、①と同じ音であると考えます。同様に音が低くなっていくときは、①の次の音は⑫の1オクターブ低い音であるため、⑫と同じ音であると考えます。

そして、これらの12種類の音は、となり合う音同士が等間隔で離れている(ように聞こえる)ように高さが設定されています。

正確に説明すると長くなりますので、とりあえず、となり合う音同士の距離は変化記号の有無に関係なく等しいと考えてください。

この時、12種類の各音の、となり合う音同士の距離のことを「半音」と呼びます

この12種類の音と半音という言葉を踏まえたうえで、調号の規則に話を戻していきましょう。

半音7つ分高くなると♯が1つ増える

「ハ長調」と「イ短調」以外には、♯や♭などの調号がつきます。これらの調号の種類や数がどのように変化していくのか、その背景にある規則を確認していきましょう。

まず、♯の調号がつく調について考えていきましょう。♯の調号は、主音が半音7つ分高くなるごとに、1つずつ増えていきます

12種類の音

たとえば、調号のない「ハ長調」の主音は「ド」の音です。ドの音は、上の図では①にあたります。

①から半音7つ分進むと⑧の音になり、これはソの音を表します。そして、「ソ」を主音とする「ト長調」の調号は、♯が1つです。

同様に、⑧からさらに半音7つ分高い方へ進むと③の音になり、これはレの音を表します。そして、「レ」を主音とする「ニ長調」の調号は、♯が2つです。

以下、同じ要領で半音7つ分ずつ高くなるごとに、♯の調号が1つずつ増えていきます。そして、この規則は、長調の場合と短調の場合のどちらにも当てはまります。

♯が増える順序はファから半音7つずつ上行

♯の数は主音が半音7つ分高くなるごとに1つずつ増えていくことを確認してきました。では、♯がつく音には、順序や規則があるのでしょうか。

まず、調号としての♯の1つ目は、必ずファの音です。そして、ある♯がつく音の次に♯がつくのは、半音7つ分上行した音です

12種類の音

この規則をもとに、ファの次に♯がつく音を考えてみましょう。ファの♯は⑦ですから、そこから半音7つ分高い方に進みます。

すると、②のド♯の位置まで進みます。つまり、ファの次はドに♯がつくのです。

以下同様に繰り返していけば、調号としての♯がつく順番がわかります。最終的には、「ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ」の順番で♯が増えていきます。

ここまでの、調号に♯が用いられる場合の規則について、ポイントを整理しておきましょう。

  • 主音が半音7つ分高くなると、♯の数が1つ増える
  • ♯がつく順番は、ファを起点として半音7つ分ずつ上行した音につく

半音7つ分低くなると♭が1つ増える

続いて、♭の調号がつく調について考えていきましょう。♭の調号は、主音が半音7つ分低くなるごとに、1つずつ増えていきます

12種類の音

たとえば、調号のない「イ短調」の主音は「ラ」の音です。ラの音は、上の図では⑩にあたります。

⑩から半音7つ分下がると③の音になり、これはレの音を表します。そして、「レ」を主音とする「ニ短調」の調号は、♭が1つです。

同様に、③からさらに半音7つ分低い方へ進むと⑧の音になり、これはソの音を表します。そして、「ソ」を主音とする「ト短調」の調号は、♭が2つです。

以下、同じ要領で半音7つ分ずつ低くなるごとに、♭の調号が1つずつ増えていきます。そして、この規則は、長調の場合と短調の場合の両方に当てはまります。

♭が増える順序はシから半音7つずつ下行

♭の数は主音が半音7つ分低くなるごとに1つずつ増えていくことを確認してきました。では、♭がつく音には、順序や規則があるのでしょうか。

まず、調号としての♭の1つ目は、必ずシの音です。そして、ある♭がつく音の次に♭がつくのは、半音7つ分下行した音です

12種類の音

この規則をもとに、シの次に♭がつく音を考えてみましょう。シの♭は⑪ですから、そこから半音7つ分低い方に進みます。

すると、④のミ♭の位置まで進みます。つまり、シの次はミに♭がつくのです。

以下同様に繰り返していけば、調号としての♭がつく順番がわかります。最終的には、「シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ」の順番で♭が増えていきます。

ここまでの、調号に♭が用いられる場合の規則について、ポイントを整理しておきましょう。

  • 主音が半音7つ分低くなると、♭の数が1つ増える
  • ♭がつく順番は、シを起点として半音7つ分ずつ下行した音につく

調号の一覧を覚えるためには規則を理解しよう

調号の種類や数に関する解説は以上です。

調号の一覧を丸暗記してももちろんいいのですが、後半でご紹介した調号の種類や数に関する規則を理解しておくことで、暗記が楽になり、応用もきくようになります。

調号の一覧を覚えることはもちろん、その背景にある規則もしっかり理解して、音楽の基礎力を高めていきましょう♪