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全音階(ぜんおんかい)とは│詳しい意味と種類は?

全音階イメージ画像

【全音階】
全音階とは、1オクターブの中に、12の楽音「ド ド♯(レ♭) レ レ♯(ミ♭) ミ ファ ファ(ソ♭) ソ ソ(ラ♭) ラ ラ(シ♭) シ」のうち、5つの全音と2つの半音を含む7つの音を並べたもののこと。

具体的には、長音階と短音階(自然短音階)が、全音階に当てはまる。

本記事では、「全音階」の意味について詳しく見た後に、全音階に分類される「長音階」と「自然短音階」とはどのようなものであるのか確認していきます。

全音階の意味

まず、「音階」とは、ある音から1オクターブ上の同じ名前の音(例:”ド”と1オクターブ高い”ド”)までの間にある、「ド ド♯(レ♭) レ レ♯(ミ♭) ミ ファ ファ(ソ♭) ソ ソ(ラ♭) ラ ラ(シ♭) シ」の12の楽音(=音楽に使用される音)のうちのいくつかの音を、あるルールに従って並べたもののことを言います。

たとえば、「ト長調」の音階というものがあります。これは、「トの音(=ソ)から始めて、「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という順で進んだもの」というルールで楽音を並べるもので、「ソ ラ シ ド レ ミ ファ♯ (ソ)」という音階ができます。

ここで注目すべきは、上のト長調の音階に基づく楽曲では、「ソ ラ シ ド レ ミ ファ♯ (ソ)」の7種類の音を中心として曲がつくられます。その他の、ド♯(レ♭)やファといった音は、ほとんど使われません。

このように、12の楽音のうち、ある音を主音(=主役となる音)にした時によく使う音 など、いくつかの音をルールに従って並べたものを音階と呼ぶのです。

音階の中でも、「全音階」(英語:diatonic scale)は、西洋音楽の根幹をなす音階です。全音階とは、1オクターブの中に、5つの全音と2つの半音を含む7つの音を並べたもののことを指します。

たとえば、以下の鍵盤図中の青い〇のついた音は、西洋音楽で最もよく見られる「ハ長調」の音階ですが、全音(青い◡)を5つと半音(赤い◡)を2つ含んでいるため、全音階です。

全音階の画像

図からわかる通り、全音が5つ分と半音が2つ分の合計7つの音を並べたものであることがわかります。
※「ド」は2つありますが、同じ音であるため1音として数えています。

このような、「全音7つ+半音2つ」というルールで並べられた音を全音階と言いますが、全音階には大きく分けて2つの種類があります。

全音階の種類

全音階には2つの種類があると述べましたが、本章ではそれぞれについて簡単に見ていきましょう。2つの全音階とは、「長音階」と「短音階(自然短音階)」を指します

長音階

長音階とは、ある音を主音(=主役となる音)として、その音から「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」という順で進んだ7つの音を並べた音階です。

全音・半音という言葉ではわかりづらいかもしれませんが、半音とは12の楽音(鍵盤でいうところの発見・黒鍵の両方を含む)のとなりの音との距離のことです。全音とは、12の楽音のとなりのとなりの音との距離のことです。

言い換えると、長音階とは、主音から「2・2・1・2・2・2・1」ずつ進んだ音を並べたものであるということもできます。

たとえば、先ほどの「ハ長調の音階」は、この長音階のルールにしたがって音を並べたものです。(長調という言葉自体が、長音階の音階を中心とした曲調であるという意味を含んでいます。)

全音階の画像

図のように、長音階のルールに従って並べた結果、ハ長調の音階は、「ド レ ミ フ ァ ソ ラ シ (ド)」の7種類の音を並べたものになります。

同じ要領で、「ホ長調の音階」(=ミを主音とした長音階)を見ていきましょう。

ホ長調の音階

図より、ホ長調の音階は、「ミ ファ♯ ソ♯ ラ シ ド♯ レ♯ (ミ)」の7種類の音を並べたものです。ハ長調と違い、派生音(=♯や♭などの変化記号がついたもの。画像中の黒鍵の音のこと。)が複数含まれています。

このように、全音階(長音階)は、何を主音とするのかによって、様々に異なる種類の音階ができます。

短音階(自然短音階)

続いて、全音階のもうひとつの音階である、短音階について見ていきます。

短音階には、基本となる「自然短音階」と、そこから派生した「和声短音階」、「旋律短音階」があります。ただし、全音階に当てはまるのは「自然短音階」のみなので、ここでは自然短音階について見ていきます。

自然短音階とは、ある音を主音(=主役となる音)として、その音から「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」という順で進んだ7つの音を並べた音階です。

数字で言い換えると、短音階とは、主音から「2・1・2・2・1・2・2」ずつ進んだ音を並べたものであるということもできます。

長音階と同じ要領で、「へ短調の音階」(=ファを主音とした短音階)を見ていきましょう。

ヘ短調の音階
図からもわかる通り、ヘ短調の音階は、自然短音階のルールに従って並べた結果、「ファ ソ ラ♭ シ♭ ド レ♭ ミ♭ (ファ)」の7種類の音を並べたものであることがわかります。

 

ここまでで、全音階である長音階と短音階(自然短音階)の並べ方のルールを確認しました。この2つは、現代の西洋音楽で欠かすことのできない重要な音階ですので、ルールをきちんと覚えて、使いこなせるようにしておきましょう。

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