音楽用語

アルベルティ・バスとは?意味は?ドメニコ・アルベルティのドソミソ

アルベルティ・バスのイメージ画像

【アルベルティ・バスの意味】
アルベルティ・バスとは、分散和音の一種で、3つの音からなる和音を「低音→高音→中音→高音」の順で演奏すること

イタリア人音楽家のドメニコ・アルベルティが低音部(=バス)にこの種の分散和音を頻繁に用いていたことから、アルベルティ・バスと呼ばれるようになった。

アルベルティ・バスの意味とは|基本の形を確認

アルベルティ・バス(アルベルティバス)は、分散和音の1つです。

分散和音とは、和音(調和する複数の音を同時に演奏したもの)を同時に弾くのではなく、いくつかに分けて弾く表現方法です。

分散和音の演奏方法は、下から上へ(時には上から下へ)順次演奏するアルペジオなど、複数の種類があります。

そして、アルベルティ・バスは、3つの音からなる和音を「低音→高音→中音→高音」の順に分けて弾く演奏法のことを指します。

アルベルティ・バスの響き|代表例は「ドソミソ」

アルベルティ・バスはバイエルなどに頻繁に登場するほか、有名どころではたとえばモーツァルトの「ピアノソナタ ハ長調 K.545」などにも用いられています。

よくある形としては、「ドソミソ」や「シソレソ」、「ドファラファ」などが該当します。音符は以下の画像のように配置されます。

アルベルティ・バスの配置

アルベルティ・バスは、上下の抑揚を感じるようなメロディをつくりあげます。以下に動画を貼っていますので、アルベルティ・バスの響きを感じてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=3ekUYek2uf0

アルベルティ・バスの名前の由来|ドメニコ・アルベルティ

アルベルティ・バスは、イタリア人音楽家の、ドメニコ・アルベルティ(Domenico Alberti)の名前を冠した名称です。

アルベルティは、1710年にイタリアのベネチアで生まれ、1740年でその生涯を閉じました。

アルベルティは、作曲家のアントニオ・ロッティ(Antonio Lotti)に師事し、歌手やチェンバロ奏者、作曲家として活躍しました。当時は、自らチェンバロで伴奏しながら、歌を歌っていたとされています。

アルベルティは作曲活動も行っていましたが、彼の作ったチェンバロ楽曲には、「低音→高音→中音→高音」の形が多用されていました

アルベルティの楽曲のほとんどに同じ形の伴奏が用いられていたため、やがて「低音→高音→中音→高音」の形はアルベルティ・バスと呼ばれるようになったのです。

【このページは参考になりましたか?】

少しでもお役に立てたのであれば、気軽にシェアしていただけるとうれしいです♪

ABOUT ME
DoReMi
音楽系教育機関で音楽家の学習や演奏活動を支援しながら、ピアノやソルフェージュなど自身の音楽活動を継続しています。音楽学習者がつまずきやすい音楽の概念を読んで理解できるサイトを創りたいという思いから、「DoReMiOnline」を立ち上げました♪